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コンクリート・モルタルのひび割れ補修 

キクスイBR(ビルディング リフレッシュ)工法

近年、数百年の寿命があると言われていました、鉄筋コンクリート構造物の劣化問題がクローズアップされるようになりました。 鉄筋コンクリート構造物は、コンクリートを鉄筋により補強した複合部材で組み立てられたものです。 この鉄筋コンクリート構造物が、中性化・塩害・アルカリ骨材反応など種々の原因によって、コンクリート中の鉄筋を錆させ、ひび割れ、漏水 など欠陥を生じ、さらには、建物全体の耐久性、寿命の低下となっています。

コンクリートの中性化

硬化した新鮮なコンクリートは、強いアルカリ性を呈します。しかし、時間の経過とともにコンクリートの表面から空気中の炭酸ガスの作用を受けて徐々に中性化していきます。

中性化帯が鉄筋にまで到達すると、溶在酸素の存在下で鉄筋の腐食が進行します。

鉄筋に錆が発生すると体積が著しく増大するので、コンクリートを破壊し、鉄筋に沿ってクラックが発生します。いったんクラックが発生すると、クラックから水・空気・酸などが侵入して、
鉄筋の腐食はますます進行し、ひいては構造物を破壊させます。

コンクリートの塩害

コンクリート原料中に最初から塩分が入っている場合、又沿岸地域で海水や潮風にさらされる事によってコンクリートに塩分が侵入する場合などがあります。
この塩分の存在により鉄筋コンクリート内の鉄筋に錆を発生させ、その体積膨張により、コンクリートにひび割れを発生させ漏水やコンクリートの剥落などを引き起こし、その結果鉄筋コンクリート構造物の耐久性を低下させます。
このような劣化現象を塩害と称しています。

亜硝酸塩(BR-X)による防錆
不動態被膜は緻密な鉄の酸化物で出来ています。塩化物イオンはこの不動態被膜、さらにはメタルの鉄を溶解させます。亜硝酸イオンは、この2価の鉄イオンと反応して、不動態被膜を再生します。

アルカリ骨材反応

硬化した新鮮なコンクリートは、強いアルカリ性を呈します。しかし、時間の経過とともにコンクリートの表面から空気中の炭酸ガス(CO2)の作用を受けて、徐々にアルカリ性が失われていきます。
アルカリ骨材反応は現在アルカリ・シリカ反応、アルカリ炭酸塩岩反応、アルカリ・シリケート反応の3種類に大別されます。
わが国の現状では最も事例が多いのはアルカリ・シリカ反応といわれています。
アルカリ・シリカ反応は反応性骨材・アルカリ・水分の3つの要素により発生します。
反応性骨材の最も代表的な岩石はオパール、フリント、チャート、安山岩、流絞岩等に
代表される火山岩等があります。

リチウムイオン(BR-Z)の抑制効果
BR-Z中のリチウムイオンがコンクリート表面から浸透し、反応性骨材表面で  不溶性物質を生成し、水溶性アルカリ(カリウム、ナトリウム)との反応を抑制します。
尚、コンクリート中のアルカリ量により必要なBR-Z塗布量は変わります。

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